元記事:Are some anime cliches based on real life?
http://www.animenewsnetwork.com/bbs/phpBB2/viewtopic.php?t=114745
David.Sethアニメを観ているとお決まりの設定にしばしば出くわすのだけれど、これらは現実で実際にあることを元にしているのだろうか( 少なくとも、日本の日常生活では )。具体的に言うと、次に挙げる二つの設定について考えているんだ。一つは、誰かが入浴中に誤って浴室に入ってしまう事( もちろん入っているのは主人公が気になっている異性の人 )。もう一つは、中学や高校で、生徒がちょっとした怪我でも保健室に駆け込むこと。
これらの例は、現実生活をわずかでも元にしているのだろうか? 日本人はみんな、バスルームのドアに鍵を掻けないの?( あるいはバスルームのドアをノックすることさえしないの? )。
どうだろうか? 私は誰かがシャワーやバスルームを使用中に誤って入ってしまったことなんて一度も無い。それから、私が学校で唯一保健室に行ったことがあるのは、運梯から落ちて腕を骨折したときだけだ。それ以外では決して行ったことがない。擦り傷? 痣? 発熱? あー、私はそんなの自分でなんとかしたし、私の学校では他の生徒達のほとんども私と同じようにやっていたよ。
ikillchicken ( カナダ )アニメでは日本文化を元にしたジョークが一杯存在すると思う。君が挙げたその二つは違うだろうけど。それらは単に面白い状況を演出しているだけだ。実際のところ、「誰かが使用中のバスルームに入る」っていう設定は万国共通だ。アメリカのホームドラマ[sitcom]で、シャワーから上がろうとしている所へ誰かが誤って入ってしまう、というシーンをどれだけ頻繁に観る? 現実の生活では人々はドアに鍵を掛ける程度の分別は持っているから、そういった出来事はそうそう頻繁には起こらない。実際にはめったに有り得ないけど、そういう出来事があると面白いと思うから、そういうシーンがコメディで出てくるんだ。
David.Seth
えーと、正直な話、「バスルームを使用中に誤って入る」ようなホームドラマを今までに一度も観たことがない。映画では観たことがある。けど、それでさえも数えるほどでしかない。けどアニメでは始終使われている。それほどアニメを観てきたわけでもないけど、それでもしょっちゅうこれに出くわすんだ。しかし、ユーモラスで万国共通だという点については君に同意するよ。
だけど「あっ、くしゃみが出たよ。保健室に行かなくちゃ」っていう思考回路についてはどうだろうか。以前に日本人は細菌や何かにに脅迫的なまで敏感だと聞いたことがあるけど、本当の事なのだろうか? もし真実なら、それがこの設定の元になっているのだろうか?
Blood- ( カナダ )
> だけど「あっ、くしゃみが出たよ。保健室に行かなくちゃ」っていう思考回路についてはどうだろうか。
あー、日本の保健室の先生はみんなホットなことでよく知られている。だから、彼らの「思考回路」はそういう思考回路なんだよ。
Blood- ( カナダ )おいおいどうしたっていうんだ君達? 私は
いっつも女の子がシャワーを使っているところに入っていくよ。私は一級品の変態だから、参考例にはならないかもしれないけど......
実際のところ、そういうのが私がアニメを好きな理由の一つなんだ。日本文化をあまり知らないから、そういった文化の引用の多くは私の頭の中をすり抜けていく。もちろんそれらは混乱の元でもあるけど、何か未知のものを調査したいという気持ちを駆り立ててもくれる。初見では理解するのが難しいい風変わりな物事が私は好きだ。
LordRedhand ( USA )えーと、時々自分や自分の家族に降りかかる出来事に対して「これはコメディのネタとして使えそうだけど、誰もこれが本当の出来事とは信じないだろう」と思うことがある。
だから、ある一面から見ればコメディは真実を( 少しばかり )元にしている。けど、より面白おかしく誇張した形で表現する。スレ主が挙げた例も、誇張してはいるだろうけれど、どちらか、あるいは両方とも現実を元にしている可能性はある。
dtm42 ( ニュージーランド )アニメでよくある設定の大部分は現実の状況を元にはしていない。実際、不可能ではないにしろ、生物学的に非現実的な設定がある。例えば興奮すると鼻血が出たり、湖に落ちたり激しい雨に打たれたりすると風邪を引くという信じがたい
事実などだ。日本人の血管や免疫システムがそんなに脆弱だなんて信じがたいよ。ではそういった設定は、何故、特に特定のジャンルにおいて広く行き渡っているのだろうか? 視聴者によってはアニメの中にそういった彼らにも理解できるジョークや慣例が出てくることを好む人がいる。それ以外の人は実際のところあまり気にしていない。こういった非現実的なお決まりの設定を使う作家は、安易にそうすることに何ら疑問を感じていない。そうすることで彼らは自分自身のオリジナルな要素を考え出さずに済むんだ。
LordRedhand ( USA )あー、えーと、湖に落ちたり、激しい雨に打たれて風邪を引くっていうのは起こり得るよ。
有名な例はウィリアム・ハリソン( ※第9代アメリカ合衆国大統領。非常に寒く風が強い日に彼はコートを着用せずに演説を行い、これが元で風邪を引き、肺炎をこじらせて死去した( 情報参照元:
Wikipedia ))。
classicalzawa主人公のクラスが必ず馬鹿げた出し物をやることになる、高校の文化祭というものを忘れてはいけない。例えば『
涼宮ハルヒの憂鬱』にあったバニーガールの喫茶店とか、あるいは『
ペルソナ4』の( 失敗に終わった )合コン喫茶とか。これには大抵、脇役クラスメイト達の、そんなのやりたくない、とか、もっとマシなものをやろう、といった不満が付き物になっている。これは日本文化としてどの程度まで本当なの? 文化祭のことじゃなくて( どれだけ多くのアニメでこの催しが出てきたかを考えれば、文化祭自体はきっと一般的なものに違いない )、一つのクラスがそういった「クレージーなテーマ」の出し物をするっていう部分。
DuelLadyS ( USA )そういったお決まりの設定はしばしば現実の出来事をベースにしていると思う。現実の生活をもっと過剰に演出する形で。誰だって、自分が思いを寄せている人に、自分の無防備な姿を見られたくないよね。それでは、日中のTVでも放送可能で、かつ性的な意味でもっとも無防備な状態はなんだろうか? 彼女らが裸でいる場面に出くわすことだ! それを可能にするのに一番都合がいい状況はなんだろうか? 入浴中だ! そういった馬鹿げた恥ずかしい状況にメインキャラを置くのって楽しくないかい? そういうわけでこの設定が生まれたのさ......
保健室についても同様だよ。我々は病気のときは無防備だからね。
これらは現実の出来事をそのまま丸写ししたものではない......現実には起こって欲しくない出来事を、コミカルに誇張した形で表現しているんだ。
David.Seth
おそらくそんなところだろうと思う。けどそれでもこれが現実の生活に根ざしたものなのか興味があるんだ。彼らは決してバスルームのドアに鍵を掛けないのか、というようなことが。ドアには鍵すら無いの? 私の家族が偏執的なのかもしれないけど、我が家では誰かがシャワーを使うときは鍵を掛ける。そうすれば、間違って誰かが入ってしまう可能性が無くなるから。
animeboy12着替えをしているときに彼女と鉢合わせしたことがある。その逆もある。けれども、シャワー中っていうのは絶対に理解できない。その人物が耳が不自由だという理由でもない限り。
Shiroi Hane ( ウェールズ )別の視点から見てみようよ。西洋のカートゥーンに出てくる日本の旅行者はいつだって、消火器やら何やらを写真に撮っている姿で描写される。
これは誇張かもしれない。けれど、カメラを首からぶら下げていない日本の旅行者を見ることがどれくらいあるだろうか?
お決まりの設定というのはしばしば現実を元にしている。そういった設定のいくつかはアニメという媒体を通して普及していくし、他のメディアでもそういう物はあるだろう。
retty ( UK )私が不思議に思ったことがあるのは。
『
恋風』や『
スクールデイズ』であるキャラクターの両親が離婚するんだけど、彼らはそれぞれが子供を引き取ったんだ。これは普通のことなのだろうか? 子供達は一緒に暮らした方がいいに決まっている。それに、『
恋風』では、彼の母親はそれほど遠くに住んでいるわけじゃないのに、彼に会いに来ようともしないし、彼を彼の妹に会わせてあげようともしない。日本の親は本当にこんなに薄情なの?
保健室については、私も常々奇妙だと思っていた。私の学校では保険医なんていない。ベッドが置かれた部屋があるだけ。どうやったら学校で病気になんてなるの? 日本の学校にはみんなこういう小さな病室が備えられているのだろうか?
dtm42 ( ニュージーランド )> 彼らはそれぞれが子供を引き取ったんだ。
いい指摘だね。子供を別々にするのが日本で普通なのかは知らないけど、合点がいかない。大抵の裁判官( 少なくとも多くの国では )は、子供達が一緒になるように要求すると思う。実際、ニュージーランドでこんなことが許されるか分からないな。子供は交渉や取引が可能な品物などでは無いのだから。もちろん、全ての国が同じ法律や同じ文化的な感覚を持っているわけでは無いけど、子供がどちらの親とも接触できるという( 親がそれを望もうと望むまいと )権利は万国共通だと思う。
Dorcas_Aurelia ( USA )> 日本の学校にはみんなこういう小さな病室が備えられているのだろうか?
日本については知らないけど、私の学校では保健室はあった。小学校には二つあった( 一つは身体検査用、もう一つはベッドが備えられていた )。中学校と高校は複数の部屋と、最低三つのベッドが用意されていた。
Hannish Lightningアニメに出てくる先生で、腐敗しきっていて、生徒のことを気に掛けず( あるいは生徒が嫌いな )、不良生徒は価値のない屑達だと考える先生が出てくるけど、ああいう先生は実際にいるの?
Skylark ( オーストラリア )日本女性の全ての下着は、前面に可愛い小さなリボンが付いている。素敵なピンクのリボンがついていないパンティーを二つと観たことがないと思う。それにそれらの下着は身に着けていないときはいつもとても小さく見える。( 主人公が偶然それらを見つけて、当然のことながら彼は葛藤するんだ。嗅ぐべきか嗅がざるべきか、それが問題だって! )
eyeresist病気のテーマに関連するんだけど。
アニメでは、キャラクターがインフルエンザに掛かると、いつも生死を分かつ状況になって、おでこの濡タオルを取り換えたりするために恋人の付きっ切りの看護が要求される。もっというと、キャラクターが病気に掛かると家族全員が彼の周りに集まって、深刻な顔をして彼のことを見守るんだ。そして大抵その病気はただの風邪なんだよ! これが現実を反映したものであれば、これは日本人の病気に対する偏執性を示すもう一つの例だね。
arachneia私は常々、中指で眼鏡を上げる仕草を不思議に思っていた。
LordRedhand ( USA )それは簡単だよ。少なくともここUSAではね。相手を侮辱するためのものさ。日本でも同じジェスチャーが侮辱を意味するのか知らないけど。
あるいはそれがとてもやり易い方法なのかもしれない。人差し指で眼鏡を押し上げる方が私にとっては自然だけど。手を使って数を数える方法と同じように、もしかしたら文化的な違いなのかもしれない。私は人差し指から数えはじめるけど、ある地域では親指、あるいは小指から数え始める。
arachneiaけどあんなに頻繁に眼鏡の位置を直す人を現実で見たことがないな。
LordRedhand ( USA )それはアニメにおけるただの誇張。コメディックかドラマティックな効果を出すための。
Dorcas_Aurelia ( USA )眼鏡についてだけど、アニメでも現実と比較してそれほど頻繁に位置を直してたりはしていない。けど、もっと目立つようにやる。たとえ眼鏡がちゃんとした位置に収まっていても、しばしばそれを少しばかり上に押し上げる余地があるんだ。たとえすぐに元あった場所に戻るとしても。
予想していたことではありますが、半ば「アニメのあるあるネタ発表大会」になっていました。
水に濡れたり凍えたりすると風邪を引くというのは、日本ではわりとよく言われることですが、海外では必ずしも濡れる = 風邪というわけでは無いようです。私もこの二つがダイレクトに結びつくとは思っていませんが、水に濡れる -> 冷える -> 免疫力低下 -> 風邪をひきやすくなる、程度の関連性はあるのではないかと漠然と考えています。
ちなみに、逆に日本人である私がアメリカのTVドラマや映画を観ていて、「これって現実でもそんな感じなのだろうか」と疑問に思うのは、向こうのドラマとかを観ていると、パンをテーブルに普通に直置きするシーンをちょくちょく見かけます。もっとひどいときにはベッドの上とかソファーの上にも平気でパンを置くのを見たことがあります。これって日本では( 少なくとも私にとっては )考えられない行為です。わざわざドラマのためにこういう慣習を創作するとも考えにくいので、現実でも似たようなことは行われているのでしょうか。土足文化の国では食べ物に対する衛生観念もおおらかになるのかもしれません。
そういえば最近観たアメリカのドラマで、靴の裏にこびりついたピーナツバターか何かを手でこそげとって舐めるシーンがありましたけど、さすがにあれは現実には無いですよね......
三次元――つまり現実って、国によって違うんだなぁって思わされた。
バスルーム使用中に入っちゃうのは、お風呂につかる習慣のせいかな?
私も、ガッって扉開けたら先客が浴槽浸かってたことが結構ある。
(入浴中ってシャワー使ってないから静かだし、わかりづらいんだよね…)
保健室はサボり場所としても機能してるせいか気楽に通った。
しんどい、って言えば一時間は寝させてくれるし。