元記事:
Comparison of Voice Acting in Japan and North America
AccessアニメのDVDで英語の吹き替えをやった声優のコメンタリーを私はよく聴くんだけど、それで気付いたのは、彼ら声優たちの多くが初対面だということなんだ。これとは対照的に、日本の声優たちのコメンタリーを聞けばよくわかるんだけど、彼らはお互いに知り合いで、そして多くの場合、とても和気藹々としているんだ。アメリカの声優たちの関係性は私にとってなんだかちょっと悲しい。思うにアメリカの声優たちはそれが単なる仕事の一つであって、自分の人生や私生活とは切り離して考えているんだろうね。私は仕事だけの関係なんて耐えられないよ。自分の上司や同僚が電話でやりとりするだけの存在でしかなかったら、私は多分気が狂ってしまうだろうな。
oompa loompa 確かにそうかもしれない。けど文化的なところもあるんじゃないかな。仲が良いに越したことはないと思う……けど、いつだってそれが最良だとは限らない筈だし。君の意見には賛成だけどね……。ある種の相互理解は重要だよね。
4Tran両者の違いは、仕事に対する考え方の違いというよりは、日本とアメリカにおける録音作業の手順の違いが起因している。日本では、あるシーンの声をあてる時には全ての声優がスタジオに集まって録音を行う。アメリカでは、声優達は個別に録音をする傾向があって、だから声優達がお互いに顔を合わせないことの方が多い。特にビッグ・スター達( ディズニー映画の声優とか )は、それぞれ違う場所で録音することが多いだろう。
Vexxそれがアニメの英語吹き替えが日本語のそれよりも出来が良くない原因の一つだと思う。他の声優と一緒に演じてお互いにフィードバックしあうことが出来れば、より素晴らしい作品ができるはず。本当に最高の声優であればそんなの不要なのかもしれないけど、殆どの声優にとってはこの方法から蒙る恩恵は多いと思う。アメリカのクラシック作品『
アニマニアックス』があれほど面白かったのは、声優たちがしばしば一緒に声あてをしたことが一つの要因になっているんじゃないかな。
oompa loompaふーん、そういう仕事のやり方の違いがあったんだ。知らなかったよ。教えてくれてありがとう。
teachopvutru待ってくれ。個別に録音しているのなら、どういう感情で台詞をあてればいいのかどうやって知ることが出来るんだ。一つ所に集まって一緒に演じないとそのシーンの流れを知りようがないじゃないか? もしかして、それが英語の吹き替えに出来が酷いものが多い理由なのか?
minhtam1638 ( USA )その通り。英語の吹き替えがどれも酷い出来なのは、声優同士の交流が少ないからさ。
Kaioshin Samaだから多くの吹き替えには単調な感じのキャラクターが出てくるんだ。声優は他の声優達がどんな雰囲気や口調で演じているか知りようがないから、出来る限り低い調子で声をあて続ける。そうすれば、そのシーンで一人だけ浮いたような演技になることが無いからね。正直いって、これはもっと以前に改善されているべきだったんだ。けど、アメリカの声優は一度に複数のキャラクターの仕事を受け持つ傾向があって、ひと所に集まってやろうとすると、あっちからこっちへ飛び回らなきゃいけないという事情があって、今でも状況は同じままだ。たぶん、声優の数がもっと多くなればそういうことも可能になるかもしれない。けど、現状ではそういう試みは幾分チャレンジングなものになるだろう。
james0246えーと、みんな『
シンプソンズ』を忘れていないかい。もちろんこれは「アニメ」ではない。けれど、いろいろな点で、アメリカあるいは世界で一番は言い過ぎにしてもそれに近い素晴らしい声の仕事をしている。これはなにも、何年もシリーズを重ねた最近のものに限った話ではなく、最初期のシリーズからそうだった。その声の出来は日本の最高のレベルと容易に肩を並べる。
アメリカ人と日本人のレコーディングの仕方というよりも、正確にいえば問題はディレクターにある。日本の作品にも愚かなディレクターが声優との仕事のやり方を知らないせいで、ひどい作品になっている例はたくさんある。逆にディレクターが優秀な結果、素晴らしい出来となったアメリカの作品も一杯ある。
4Tran> アメリカでは、声優達は個別に録音をする傾向があって......
実際には、英語の吹き替えでも「一つの場所に全ての声優が集まって録音する」という手法を使っている作品もいくつかある。しかしながら、アメリカでは声優という仕事は副職の傾向があるから、そういう例は極めて稀だけど。
> だから多くの吹き替えには単調な感じのキャラクターが出てくるんだ。
これは演出のマズさや、口の動きに英語の台詞をあわせることの難しさが原因であることが多い。もう一つの問題は、日本語の用語や名前の発音で、多くの日本語の用語は英語にあまりうまく翻訳されないんだ。
それでも純粋に英語の吹き替えが好きで、様々な理由から日本語版よりも英語版を好むなファンは沢山いる。それから公平にいえば、日本語版と同等、あるいはそれ以上の演技をしている作品も時には存在する。
WanderingKnight私は主な違いはその言語固有の要素が原因じゃないかと思う。アニメのシーンでは、君が好むと好まざるとに関わらず、日本語の型にはまった表現がされることがあって、そういう表現のほとんどが自然な形で英語に翻訳できない。私が考え付く最も良い例は、極度に一般的な日本語における呼びかけの表現で、これは英語だと不自然に聞こえる。また、そのシーンは日本語の台詞のテンポに合わせて作られているから、自然な英語に翻訳するのは難しい。アニメの吹き替えよりもカートゥーンの声の方が出来が良いのもそういう理由があるのだと思う。
Kyuusai
上の意見に全面的に賛成。人々が「西洋スタイル」だと主張する作品、例えば『カウボーイビバップ』ですら、英語の吹き替えが良い出来でないのはそれが理由なんだ。
Nayuta安定した収入が得られるかどうかの違いが大きいと思う。私が読んだ情報では、日本で成功した声優は彼らの仕事の管理をしてくれるエージェントを雇っていて、だからどっちかというと定職に近い。オーディションを受けて、役を獲得して、イベントをこなして……。日本では声優オタクもはびこっている。クリスピン・フリーマン( アメリカの声優 )はシングルCDを出すことも無いし、ゆかりんみたいに写真集を出すこともない。日本の同人やラジオなども彼らにとっては活躍の場だ。声優がチームを組んでコミケやとらのあなで自身のCDを売ることも珍しくはない。
おいよいよ。